皆さま、朝晩冷え込む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
本日はめずらしいというか現代に生きる人が生きている間に一度であろう171年ぶりの「後の十三夜」です。
今年は9月8日が中秋の名月である十五夜(旧暦8月15日)、10月6日が十三夜(旧暦9月13日)でした。
※これは合成イメージ写真です。
※これも合成イメージ写真です。
旧暦では、1ヶ月が29~30日で一年は約354日。
365日との差でだんだん季節がずれてきてしまうので、3年に一度「閏月:うるうつき」を挿入します。
今年は「閏月」として9月が挿入されたので、「十三夜」も2回訪れます。
前回の後の十三夜があったのは、1843年(天保14年)。
順正書院が出来たのが天保10年なのでほぼ竣工以来の後の十三夜です。
とても長い年月、いつも変わらず地球を回り続ける月、昔の人々もそうやって月を見上げていたかと思うと歴史の重さ、伝えていく古都の大切さを身に沁みます。