夏越とうふ

皆さま、梅雨の晴れ間いかがお過ごしですか?
夏越の大祓にあわせてお出しする南禅寺店、水無月夏越会席 おかべ家、夏越どうふ
にお出しするおぼろとうふの原材料大豆のお祓いに南禅寺店氏神様の大豊神社さんへ
行ってまいりました。

大豊神社さんは哲学の道を少し入ったところにあります。
ここには狛犬ならぬ狛鼠が祀られています。


左の狛鼠は豊穣・薬効を表す水玉を抱えています。

右の狛鼠は学問を表す巻物を抱えています。
子年の初詣にはたくさんの方が参拝に来られるそうです。

さて、今年の夏越どうふは日替わりで茶豆、青豆、黒豆、赤豆など色んな大豆を使った
おぼろどうふをお出しいたします。
(※有色大豆を使ったおぼろはおかべ家のみ)

 


五龍閣が紹介されます。

皆さんこんにちは。
梅雨に入りジメジメした天気ですがいかがお過ごしでしょうか?

今週6/2日曜の朝6:15、MBS毎日放送「美の京都遺産」にて
夢二カフェ五龍閣が紹介されます。

五龍閣HP
http://www.goryukaku.com/about/index.html



五龍閣は清水焼窯元を洋食器・ガイシ・陶歯の製造へと国際的な事業に発展させた
明治の起業家「松風嘉定」の邸宅で主に迎賓館として使用されていました。
設計は京都帝国大学建築学科の創設者である「武田五一」によるもので
三階まで続く吹き抜け階段室は建物に空間的な広がりをもたらし、続く四階望楼では
あたかも天守閣のように、京の街並みや、それを取り囲む山々を見渡せます。
ステンドグラスや暖炉を配し洋風を基調とするが清水寺門前であることへの配慮が
鵄尾(※)を載せた瓦屋根で、近代建築に和を融合させた武田の傑作のひとつです。
大正時代当時の進取の気風あふれた五龍閣は京都を代表する貴重な住宅遺構として
国の登録文化財に登録されています。
現在は同じ大正時代を風靡した竹久夢二の作品も楽しめるカフェ五龍閣として営業中です。

※鵄尾【しび】
古代の大建築で、大棟の両端につけた飾り。
中国に源があり、形は鳥の尾または魚のようで、
沓(くつ)にも似ているところから沓形(くつがた)
ともいう。後世の鬼瓦・しゃちほこの祖型。