とうふの冷やし茶漬け

梅雨らしい雨の日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

これからむしむしした日々が続きますが清水順正おかべ家では6月23日(日)より
とうふの冷やし茶漬けをお出しします。

おかべ家自慢の自家製おぼろと、豆腐と山芋で作った山うなぎ、とうふを味噌にじっくり漬け
こんだ山うに、生麩を添え特製出汁をかけて召し上がっていただくおすすめの夏の逸品です。

かつて、肉食を断ち厳しい修行を積む僧にとって食事は休息であり楽しみでもありました。
精進とはいえ見て楽しみ味でも楽しみたい、そういった思いがとうふを使って作る山うなぎ、
山うになどのもどき料理の発達につながったのは言うまでもありません。

夏の東山散策のご休憩にいかがですか?
心よりお待ちいたしております。

おかべ家自家製とうふのこだわりにがり

皆さん、こんにちは。
先日、おかべ家豆腐製造所のおとうふに欠かせない苦汁を頂いている
高知のソルティーブさんへお邪魔してきました。

苦汁は海水から塩を作る過程で出来る副産物です。
塩分を抜いた海水とでもいうのでしょうか?味はお世辞にもおいしくなく名前の通り苦いです。
ソルティーブさんで作られる塩は完全天日塩、太陽の熱と風の力でつくる自然海塩で
しょっぱいのに甘みがあり海の味がします。


完全天日塩とは自然の力を人間の知恵を用いて海水から塩を精製します。

まずミネラルをたっぷり含んだ黒潮海流の海水を寒冷紗を使い風の力、日光で濃縮します。

濃縮されたものは鹹水(かんすい)と呼ばれビニールハウスに入れ、さらに水分を蒸発させながら塩へと結晶化させていきます。

ビニールハウスの中は太陽光を浴びさらに凝縮するとこのように海のミネラルをたくさん含んだ結晶ができます。



精製過程の細やかな手入れのおかげで各種ミネラル成分をバランスよく結晶化します。
右から海水、鹹水、苦汁
こうして作られた苦汁を使いおかべ家豆腐製造所では美味しいおとうふを皆さまに
お召し上がりいただいております。

菖蒲

梅雨に入ったというのに雨も降らずの日々が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
南禅寺店の庭では菖蒲が涼しげに綺麗に咲いております。


根茎は、昔から薬草として重宝されており医学塾であった順正書院ではその昔から
たくさん植えられていたことと思います。